Event report
2016.11.25
FabCafe Hida 編集部
11/20 (日)、FabCafe hidaは飛騨のコンテンツを携え東京へ上陸、FabCafe tokyoをフルジャックしました。飛騨の魅力を伝えたい一心で、飛騨の食材を使ったフードやドリンク、箸づくり、製品展示などを展開。お越しくださった皆さま、トークショーに登壇いただいた皆さま、誠にありがとうございました。
当日の様子を簡単ですが、いくつかハイライト写真と共にお届けします。
当日のプログラムメニューはこんな感じ。
・飛騨の滋養の恵みフード&ドリンクバー
・飛騨の食材をつかったアルコールLab.: 飛騨と酔う
・My箸づくりワークショップ~つくったお箸で飛騨のご飯を食べよう~
・飛騨ってなにがつくれるの?ー発見しよう!展示コーナー
・一体なんの聖地?飛騨飛騨徹底解明トーク
飛騨の滋養の恵みフード&ドリンクバー
フード、ドリンク、アルコールメニュー
飛騨牛朴葉味噌はだんとつの人気ぶりでした!
飛騨で大人気の美味しい牛乳屋さん「牧成舎」のモッツアレラチーズとオーガニックグリーントマトのバルサミコ酢和え、モッツアレラチーズのわさび醤油味、飛騨といえば赤カブの漬物
にくらしいくらいの甘さと塩加減のバランスでビールとの相性ばっちりな大豆を揚げた”豆つかげ”とごぼうを揚げた”ごぼうつかげ”、高山の大人気のソーセージ屋さん”キルノンチュエ”のソーセージアソートメント
岐阜の名物、なんとも変てこりんなネーミングの”平成椎茸スナック”わさび味。このスナック、ひと口食べるともう病みつき。気を付けないとビールが止まらなくなるのです。
これらのフードコーディネイトは飛騨の郷土料理が味わえる蔵助を経営されている飛騨市の議員、仲谷丈吾さんによるもの。さすが飛騨の美味しい食材を知り尽くしていらっしゃる!
その他にも飛騨の山で採れたクロモジを使った高貴な香りのクロモジティーや野草をつかった野草パウンドケーキをなどをご提供しました。これらはFabCafe hidaでもご提供しておりますので、ぜひご賞味くださいませ。
飛騨の食材をつかったアルコールLab.: 飛騨と酔う
飛騨の柑橘系果物、枳(カラタチ)の実をつかった”シトラス&ティーパンチ”、飛騨の地酒、渡辺酒店の銘酒「蓬莱」に燻製の香りをつけた”ウッディロブロイ”、ウォッカに漬け込んだ”朴葉モスコミュール”、飛騨の森から癒しの恵み、”クロモジハイボール”などを鮮やかなバーテンダーのパフォーマンスと共に楽しめる飛騨バー
当日のバーは渋谷の人気カフェFuglenのバーテンダー、野村空人氏と幾つものバーテンダーコンテストで受賞している斎藤恵太氏の鮮やかな手さばきも見応えがありました。
My箸づくりワークショップ~つくったお箸で飛騨のご飯を食べよう~
エネルギッシュなキャリアウーマンたち。飛騨がずっと気になっていたと、その魅力に触れに遊びに来てくれました。真剣に削るも、自分の手を動かしながら話に花が咲きます。
2回目のグループは若手男子と子供達
完成した自作のMy箸で飛騨の栄養たっぷりのエゴマ焼きおにぎりと赤カブ漬物を召し上がる参加されたメンバー
飛騨ってなにがつくれるの?発見しよう!展示コーナー
デザイナーの三田地博 史さんによって開発された木目に沿って走る(木目がないと途端に木目を求めて彷徨い始めます)モクメカー。木の個性である「木目の可愛さにもっと注目して!」という思いを込めて。
バッタネイションによるデザイン、飛騨の職人、堅田さんによる制作、ヒダクマコーディネイトにより開発された知恵の輪的な組み木の脚テーブル。組み木は本来、大切な家を支える構造ですが、組み木のその構造は素晴らしく先人の知恵と経験が詰まったもの。その職人の心意気と鮮やかな手仕事の美しさをデザイン的に見せたい!という思いからつくられた製品です。
デザイナー、深地宏昌さんによって開発された浮造を施したテーブル天板。伝統構法 x Fabによって手仕事のみによるアートの領域の限界点を超える挑戦。コンピューター制御ができるデジタルによってクオリティーの安定化と表現の領域を広げることに成功しました。10月に開催したヒダクマ秋祭りではコースターづくりのワークショップも実施。深地さんの手仕事 x Fabや地域資産 x Fabの挑戦は今後も続きます。
ヒダクマのもっともチャーミングな製品、”まぜまぜ広葉樹”。個性豊かな広葉樹からお好きな樹種を選びテーブルやカウンター、ベンチ、棚などお好きな家具をつくれます。DYI好きな方はFabCafe hidaのファシリティをぜひご活用ください。FabCafe hidaの蔵には木工機械もFab機械がひととおり揃っています。飛騨の美味しい空気と水と山々に囲まれ、木工とデザインの経験あるスタッフの丁寧な指導の下、滞在しながら制作に集中できますよ!
組み木モデル。3Dプリンターと広葉樹の異素材コラボ。組み木にはたくさんの種類があるのです!たくさんの種類ができたのは、先人の大工からの未来の大工に向けた挑戦状なんだそうです。
Yuicaさんのアロマブランドを販売。飛騨の天然広葉樹の森には、困難な環境を乗り越えた強い木々があります。そんな木々の樹脂に含まれるエネルギーを頂戴してつくったアロマ製品です。
飛騨のキハダとサクラでつくったカッティングボードの販売。お世話になっている田中建築の建築家 兼 大工さんである田中さんのお父さまが引退後に趣味でつくっている大工仕込みのボード。
一体なんの聖地?飛騨飛騨徹底解明トーク
夜のトークショーでは、飛騨が今「君の名は。」効果もあり飛騨ブームになっておりますが、”本当の飛騨の姿って?”を解明するトークショーを開催しました。モデレイターは、酒の旨味を追求し続け全国を行脚する”だめにんげん祭り”の主催者、秋元友彦さん。
秋元さんは”酒だけではなく”、日本の脈々と伝わるものづくり文化を愛し、経産省と共に進めるmore thanプロジェクトのプロデューサーとして飛騨の事業者とのミートアップイベント「CARAVAN Local Talk Jam」を行うなど、飛騨に足繁く通う飛騨ファンのひとり。今回はだめにんげん祭りのチームを連れて、飛騨の地酒の美味しさを”蓬莱”を片手に語ってくれました。
そんな愛されキャラの秋元さんのモデレイトにより、トークはヒダクマ森口より飛騨とヒダクマの紹介からスタートしました。飛騨は天然の広葉樹の聖地であり、伝統の職人技や魂が色濃く残る聖地であるという話から、ヒダクマの取り組みとして広葉樹を活用して生み出した製品のご紹介やこれまでに行ったプロトタイピング合宿やデザインレジデンス、飛騨の素材をつかったメニューを楽しめる交流拠点であり、ものづくり工房であるFabCafe hidaのご紹介をさせていただきました。
その後は、現在FabCafe tokyoで展示している飛騨産業のkinoeをデザインされた貝山伊文紀さんによる、従来は”廃棄物”扱いされてしまう木の枝の活用プロジェクトのお話をいただきました。今回の「kinoe」の誕生で、飛騨産業の長年の森や木に向き合う取り組み、森のスギやヒノキを丸々一本無駄なく使うことが実現したのだそうです。幹は家具に、葉や樹皮はアロマオイルに、そしてkinoeの誕生により「枝」まで使う。
建築家でありHouse Visionのプロデューサー土谷貞雄さんは、秋に行われた高山の家具フェスティバルでこのkinoeを見た時からこれは素晴らしいデザイン力だと感心されていたそうで、今回のトークショーでは貝山さんと初対面だったそうです。
そして地域ウェブマガジンcolocal編集長の及川さんと『グッとくる飛騨!』の特集記事づくりを行っているライターの大草さんにも飛騨の魅力を語っていただきました。「飛騨はやっぱり美味しいご飯と水とひとですよね〜」と話す大草さんは、現在、飛騨を拠点にライティングワークショップなども開催されていらっしゃって、飛騨に足を運ぶたびに惚れ込んでいるそうです。
もう一人、トークに参加くださった建築家の土谷貞雄さんは飛騨の虜になり、2ヶ月ほど毎週末通ってはFabCafe hidaの工房をつかって椅子の製作に取り組んだり、飛騨の建築 家や宮大工を訪問し伝統構法などに関してリサーチをされました。そんは土谷さんは既に”飛騨マスター”です。
飛騨古川在住 田中建築さんの工場訪問。田中さんはデザインから1軒の家が完成するまで全てをこなします。そんな現場の大工さんがどのようなプロセスで家を作っているのか建築家の視点で掘り下げていました。
FabCafe hidaの工房で完成した椅子はこの2つ!デザイン・製作ともに土谷さん。製作はFabCafe hidaの蔵長、浅岡がサポートを行いました。
最後に、この機会にお越しいただいた皆さま、誠にありがとうございました。ぜひ次は飛騨へ足を伸ばしてください。おいしいご飯とお酒を傍らに、一緒に椅子やテーブル、カッティングボードやコースターなどお好きなもの、つくってみませんか?
アクセス情報と周辺のおすすめスポットはこちらより!
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