Event report

2017.8.7

ごはんとアートVol.3、ギャルの電子工作からメディアアーティストの新作まで!

FabCafe編集部

2017年8月4日に、FabCafeの全面にて、おいしいごはんを食べながら、テクノロジーによる表現のこれからを楽しく語るイベント「ごはんとアート Vol.3」が開催されました。

本イベントは、普段仕事をする傍ら、ハッカソンに出たり、個人作品を作成しているアクティブに活動する出展者自身が自主的に開催しています。今回は第3回目です。

▼これまでのイベント
ごはんとアート Vol.1
ごはんとアート Vol.2

ごはんとアートとは?

テクノロジーを使って表現する制作物を展示し、登壇という時間は設けず展示ブースに制作者が常駐していることで懇親会のような雰囲気で話せるイベントです。現在既にアーティストとして活動をしている、またはアートな活動に興味があるエンジニア、デザイナー、ディレクターなど、垣根をこえた交流で人とのつながりをつくります。もちろん、ごはんが美味しいのもポイントです!

 

テーマは「Artists Experiment -アーティストの実験-」


Visualization、Fab、Paint、Soundなど、テクノロジーを使った表現の実験的な展示です。 発表・未発表に関わらずオリジナルの作品が発表され、その場で体験・体感する事ができます。

それでは、Vol.3のイベントの様子をお届けします!
入り口から入ったブース順にご紹介。

 

”ギャルが作った電子工作” 制作者 / ギャル電

キラキラ!ピカピカ!とにかく明るいギャル電ブース。
ギャル電では、作品を展示してお客さんと交流するのは初めてとの事。
どれもプロトタイプの電子工作のため、安全性を担保まではできていないので販売はなし。
光るサンバイザーや、デコトラキャップを試す撮影会で女子からおじさんまで賑わっていました。

 

”音と絵が融合するメディア” 制作者 / papertunes(杉山三)

穴を空けた紙を通すと音を奏でる変わった楽器、”紙オルゴール”。短冊のような紙に、自分の名前をパンチで穴をあけて手巻きのオルゴールに通すと、不思議!自分の名前のメロディーが奏でられます。左右上下逆にすると読み込む音階が変わり、また違った音・リズムが体験できました。

 

”Generative Design Fabric” 制作者 / 松山周平

布屋さんで販売しているような生地にはない鮮明なカラーが印象的な作品。プログラミングによってデザインされた生地を、ファブリックパネルやピアスなどのアクセサリーに。形のないデジタルアートをモノとして残した作品です。

 

”skel(eton)” 制作者 / 中農稔

足元に「スケル」の文字。鏡のようなモニターの前に立つと、透けて自分の骨が!?(裸じゃなくて良かった)角度によっては、脳みそまで透けてしまっています。リアルタイムに背景の空間の映像を引いているのが、透けて見えるポイントではないでしょうか。夏にぴったりのホラー作品でした。

 

”void Sailing();” 制作者 / 坪倉 輝明

小さな一艘の帆船が水の上にぷかぷかと浮かんでいるように見えますが、実際の水は存在しない不思議な作品です。プロトタイプという事もありアクシデントもあったが、魚が泳ぐ3Dの映像はゆらゆらと幻想的で、大きなディスプレイの装置がそこに存在するかのようなリアリティを生み出していました。今回の展示で一番大掛かりでお客さんの注目を引く作品でした。

 

“「Message」by.session β” 制作者 / CAROL&村田 裕介

事前に撮影したペイントの動画を素材として、ビジュアルプログラミング”vvvv”を使いリアルタイムに処理を加えていく様子は、時には絵を書いている様子すらわからないくらい変形した模様になったり、書いている様子が立体となり360度に回転したりと、見ていて飽きない、ライブペイントの二次創作でした。

 

”deeper.io” 制作者 / ムラサキユウマ&Hirofumi Minamisawa

実際の高円寺にある商店街の映像を3Dスキャニングし、その素材をコラージュして映像に。無機質でアングラ感漂うノイズサウンドが普段は賑わう商店街がまるで異空間のように感じるオーディオビジュアル作品でした。

 

ごはんを食べながら、見て回るといろんなジャンルの作品が並んでました。
実際に製作者と話をしながら見て回れるのが、初心者からギークまで楽しめるポイントではないでしょうか。

 

「ごはんとアート」コミュニティの紹介

大盛況だった、おいしいごはんを食べながら、テクノロジーによる表現のこれからを楽しく語るイベント「ごはんとアート」。
今後の活動情報はコミュニティで発表されるそう。コミュニティに参加して是非チェックしてみてください。

■Facebook『ごはんとアート』コミュニティ

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  • FabCafe編集部

    FabCafe PRチームを中心に作成した記事です。

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